硬い体を柔らかくする方法を解説!簡単ストレッチやおすすめ食事法で柔軟性アップ

年齢を重ねると「あれ?こんなに身体が硬かった?」と感じる場面があるものです。

定期的に運動を続けているならまだしも、ほとんどの方は自身の柔軟性を把握していません。それだけに、想像とのギャップが大きいとつい焦ってしまうはず。

周りと比較したり、自身の若い頃と比較したりして、落ち込むのも無理はありません。また、身体の硬さが怪我や痛みを生みやすくするのも事実です。

「どうにか身体を柔らかくしたい」と考える方も少なくないでしょう。

そこで当記事では、身体を柔らかくする方法を詳しくお伝えします。また、おすすめストレッチ方法や食事の方法を紹介していきます。

最後まで目を通すことで、身体を柔らかくするために続けるべきことが分かります。ぜひ参考にしてください。

そもそもなぜ身体が硬くなるの?

前屈を行い柔軟性をチェックしている様子

なぜ、人間の身体は硬くなるのでしょうか?

まず「硬くなる」という言葉には、「筋肉そのものが硬くなる」「関節を動かせる範囲が狭くなる」の2つの意味が含まれます。

身体が硬くなる原因には個人差もあり一概にいえませんが、運動不足による筋肉への血流悪化長時間続く筋肉の緊張が考えられます。

もちろん加齢による筋肉や軟骨の衰えも影響しますが、生活習慣が大きく影響することは間違いありません。

身体を柔らかくするメリットは多い

では、身体を柔らかくするメリットとはどういったものでしょうか。

まず、筋肉の柔軟性が増して関節の可動範囲が広がるので、肩こり腰痛になりにくくなります。同時に、怪我の可能性を減らすことも可能です。

他には、むくみ冷え性改善にも効果が期待できます。

なお、身体を柔らかくすることで基礎代謝が上がり「痩せやすくなる」といわれています。

このように、身体を柔らかくするメリットは多いといえるでしょう。

【もちろん】大人でも柔らかい身体になれる

「小学生や中学生はまだしも、大人だと身体を柔らかくできないのでは」と思う方もいるかもしれません。

しかし、何歳であっても身体を柔らかくすることは可能です。

ぜひ、柔らかい身体を手に入れるための習慣を始めましょう。

自身の柔軟性をチェックしよう

ここで、ご自身の柔軟性が分かる簡単なチェック方法をご紹介します。

3つ厳選したので、ぜひ試してみてください。

肩の柔軟性チェック

片手は肩から、もう一方の手を腰から回し、背中の後ろで手をつなげますか?

このチェック方法で、肩周りの柔軟性が分かります。左右それぞれ行ってみましょう。

肩の柔軟性チェックのやり方

脚の裏側(臀部〜ふくらはぎ)の柔軟性チェック

膝を伸ばした状態で、上半身を前に曲げていきます。ここから腕を下に伸ばしたとき、手のひらが床に付きますか?

このチェック方法で、脚の裏側(お尻からふくらはぎ)の柔軟性を把握できます。

脚部の裏側の柔軟性チェック

太ももの柔軟性チェック

まずうつ伏せに寝ます。ここから膝を曲げたとき、踵がお尻に付きますか?

このチェック方法で、太ももの柔軟性が分かります。

太ももの柔軟性チェックのやり方

簡単実践!身体が柔らかくなる効果的なセルフケア

ではここから、身体を柔らかくするためのおすすめセルフケアを紹介します。

特別な準備は必要ない方法がほとんどなので、ぜひ実践してみてください。

ストレッチを続ける

身体の柔軟性を高めるためにストレッチは欠かせません。

コツコツ続けることで全身の血流が良くなり、目に見える形で柔軟性がアップします。

起床時やお風呂上がりにストレッチを行ってみてください。ではおすすめの種目を紹介します。

1つ目は「広背筋ストレッチ」です。

このストレッチによって、肩から背中にかけて付く「広背筋」の柔軟性が改善します。毎日継続することで、背中の後ろで手をつなげるくらい身体が柔らかくなるでしょう。

2つ目は「ハムストリングスストレッチ」です。

上記のストレッチを行うことで、もも裏の「ハムストリングス」が効率よく伸びます。継続すれば、前屈した状態で手のひらが床に付くようになります。

3つ目は「大腿四頭筋ストレッチ」です。

こちらのストレッチは、太ももに該当する「大腿四頭筋」の柔軟性改善に効果的です。続けて取り組むことで、うつ伏せの状態でも踵をお尻につけられるようになるでしょう。

ゆっくりと呼吸を止めず行うのがポイント

ストレッチを行う際は、ゆっくりと動き、呼吸を止めないように注意しましょう。

反動を付けて速く動かしたり呼吸を止めたりしてしまうと、筋肉が緊張し硬くなるので柔軟性を改善することが難しいです。

関節の可動範囲を広げようと、つい力むのも無理はありませんが、じっくり時間をかける気持ちでストレッチを続けてみてください。

適度な運動を行う

適度の運動も、柔らかい身体作りにとって重要です。短時間でもよいので運動を継続してみてください。

おすすめは、ランニング・水泳・縄跳びなどの有酸素運動。心肺機能が活発になることで、全身の血流が良くなるからです。

もちろん適度な筋力トレーニングもとても有効です。ご自身に合った方法で運動を行いましょう。

クエン酸・グルコサミンを多く含む食品を摂る

柔軟性アップには健康的な食事が欠かせない

毎日の食事に含まれる栄養素を意識することも大切です。

とくに、クエン酸グルコサミンを多く含む食品を摂ってみてください。クエン酸には疲労回復血流を良くする働きがあり、グルコサミンには関節の動きを滑らかにする効果が期待できます。

クエン酸を多く含む食品には梅干しレモンが挙げられます。また、グルコサミンを多く含む食品としては、山芋おくらが代表的です。

もし、食事に加えることが難しい場合は、サプリメントから摂取することも検討しましょう。

十分な水分摂取も柔軟性アップに効果的

食事と併せて、水を多めに摂取することを心がけてみてください。

十分な量の水分を補給することで、筋肉に潤いが生まれ柔らかくなりやすいからです。1日2リットルを目安に水を飲むことがおすすめです。

とくに寒い季節になると水分の摂取量が少なくなりがち。意識的に水分補給する習慣を身につけましょう。

姿勢を良くして筋肉への負荷を減らす

正しい姿勢について解説した図

身体を柔らかくするために、普段の姿勢を見直しましょう。

猫背反り腰が続けば、筋肉が常に緊張して硬くなってしまいます。筋肉が緊張することで血流も悪くなります。

したがって、姿勢を良くすることで筋肉への負担を減らすことが可能です。ご自身の普段の姿勢が悪くなっていないか、ぜひ確認してみてください。

参考:【簡単】姿勢を良くする方法4選!猫背や反り腰を改善して正しい姿勢を保つには

【10秒では無理】毎日コツコツ継続することが大切

「早く身体を柔らかくする方法」が魅力的に映るのも無理はないでしょう。

肩や股関節の可動範囲が一瞬広がる方法は存在するかもしれません。しかし、当然ですが可動範囲はすぐに戻ります。

本当に柔らかい身体を手に入れるためには、ある程度の時間が必要です。

先ほど紹介したストレッチや食事法を、まず2か月は続けてみましょう。個人差はあれど、取り組みを継続すればほぼ間違いなく身体は柔らかくなります。

ヨガなどの習い語を始めてみるのもアリかも

もし「ストレッチや運動を続ける自信がない」という方は、習い事を始めることを検討してみましょう。

同じ目的のために取り組む講師や仲間が一緒なので心強く、途中で挫折しにくいはず。ヨガピラティスは柔らかい身体が手に入りやすいのでおすすめです。

毎日忙しくて通うのが難しい場合は、オンラインレッスンを利用する方法もあります。

まとめ

時間はかかるかもしれませんが、柔らかい身体を手に入れることは十分可能です。

健康面でのメリットはもちろん多いですが、努力によって身体が柔らかくなれば、自信が持てるのではないでしょうか。よりアクティブになれたり、健康的な生活が送れるようになったり、生活が少しずつ変わるかもしれません。

当記事を参考にしながら、硬い身体を卒業し柔らかい身体を手に入れましょう。