一人接骨院・整骨院の現状や売上を出す方法とは?安定的な経営を行うための情報をお伝えします

一人接骨院・整骨院の現状と売上安定を図る方法とは?メリットや経営のコツも解説

  • 12月 31, 2020
  • 5月 20, 2024
  • 経営

一人で整骨院や接骨院を開業すると、スタッフの人件費を大幅に抑えられます。そのためスタッフを雇用するよりも廃業のリスクが低くなると考えられます。

しかし一人で開業しても自分の生活費は確保できるくらいの売上はキープする必要があります。売上が伸びずに生活費が確保できないと、一人で開業した場合も廃業する可能性があるため注意が必要です。

本記事では、一人で整骨院や接骨院を開業した場合に売上を安定させるための方法やコツについて解説します。

一人で開業した整骨院・接骨院の現状

柔道整復師が患者に施術を施す様子

現在、柔道整復師の療養費の支給額が年々減少傾向にあります。平成25年は3,855億円だった療養費は、令和3年には2,867億円にまで減少しました。

そのため一人で整骨院や接骨院を立ち上げた際に、保険施術のみで経営を安定させるのは難しいのが現状です。一人で開業した場合、対応できる顧客数にも限りがあるため、低単価な保険施術だけでは売上も限定されます。

一方で、慢性症状の改善を目的にした自費メニューについては高い需要が期待できます。その理由として、人々の生活様式の変化や高齢者の増加が挙げられます。

人々の暮らしにはスマートフォンやパソコンが欠かせないものとなりました。メディアを見る時間が長くなるのと同時に同じ姿勢を続けることも多くなりました。その結果、首や肩、腰にかかる負担が大きくなり、筋肉や関節の痛みに悩まされる人が増加傾向です。

また高齢者の増加整骨院や接骨院への需要が増加する要因の1つです。高齢者は筋肉の衰えによる関節症を抱える世代。骨格や関節についての知識が豊富な柔道整復師が、自費メニューで関節症に対応することで高齢者の役に立てることも多いのではないでしょうか。

以上の理由により、整骨院や接骨院を一人で開業する場合、自費メニューを導入して慢性症状にも対応できるようにすると、経営が安定しやすくなると考えられます。

しかし、全国のコンビニエンスストアの店舗数よりも多いと言われる接骨院や整骨院。経営を続けるためには、高い施術スキルと競合との差別化も欠かせないでしょう。

柔道整復師が一人で整骨院・接骨院を開業メリット

柔道整復師が一人で整骨院や接骨院を開業するメリットとして、開業資金や固定費を抑えられることが挙げられます。費用面の他にも自由に仕事ができる点も一人で開業するメリットといえるでしょう。

開業資金を抑えられる

一人で開業すると、スタッフの人件費が必要ないため運転資金を大幅に抑えられます。ベッド1台を設置できるくらいのスペースでも開業できるため、狭い物件を借りれば店舗の賃料も抑えられます。たとえばマンションの一室で開業すれば、自己資金のみでも比較的開業しやすく、独立のハードルが低い点が魅力です。

固定費を抑えられる

一人で開業するとスタッフに支払う人件費がかからないため固定費を抑えられます。

一方で柔道整復師をスタッフとして雇った場合の固定費はかなり高額。柔道整復師の月収の中央値は、25万円前後といわれています。つまり柔道整復師を1人雇うと、月に25万円を給与として支払うことになるのです。

さらに社会保険料や福利厚生費などの給与以外の費用もかかり、スタッフを雇うためには多額の人件費が必要です。人件費は固定費として毎月決まった金額が経費として計上されます。

売上が落ち込んだ際に即座にスタッフを解雇するのも難しいため、スタッフを雇うためにはしっかりとした資金計画を立てることが大切です。

自由に仕事ができる

一人で開業すると自由に仕事ができる点も魅力です。スタッフを雇用すると、対人関係における気苦労が出てくるかもしれません。

またスタッフと顧客とのトラブルが発生する可能性もあり、トラブル対応に時間が取られるケースもあります。

スタッフを雇わずに一人で開業すると、スタッフに対する人間関係上の悩みや顧客とのトラブル対応に煩わされることも少なくなります。

一人で開業した整骨院・接骨院した場合の売上と年収について

一人で整骨院や接骨院を開業した場合でも、自分の生活費を残す必要があります。売上と年収の関係を理解して、生活苦に陥らないように注意しましょう。

売上を計算する様子

売上と年収の関係

売上と年収の関係は、次のとおりです。

月収=月間売上-経費

年収=1年間に渡る月収の合計金額

月の売上から経費を差し引いた残りが月収になります。さらに1年間の月収を合計すると年収を導き出せます。年収からさらに税金が差し引くと手取りの収入です。

また売上は、「患者数×客単価」で計算できます。

たとえば客単価5000円で一日8人に施術し、同じペースで月に25日間営業した場合、月の売上は100万円です。仮に毎月30万円の経費がかかっていた場合、月収は70万円になります。

売上は年間を通して上下します。毎月の売上と経費を把握して、生活費を残せるように整骨院や接骨院を経営することが大切です。

一人で接骨院・整骨院を開業した柔道整復師の年収

一人で接骨院や整骨院を開業した後の年収は、給与所得者よりも幅広いことが特徴です。院に雇われていた頃より稼げていないという人もいれば、年収1,000万円以上を実現している人もいます。

一人で開業した場合、とくに施術単価が年収に影響を与えます。たとえば施術単価が3000円の場合、1日8人で25日営業すると月の売上は60万円です。60万円に対して経費が30万円かかると仮定すると月収にして30万円。年収にすると360万円です。

一方で施術単価を6000円に設定すると月の売上が120万円になります。そこから経費の30万円を差し引くと、月収90万円になります。この場合、年収に換算すると1080万円となり、施術単価3000円に比べると3倍です。

このように一人で接骨院・整骨院を開業すると施術できる人数が限られるため、施術単価が年収に大きな影響を与えます。施術料金を設定する場合は、自分が納得できる年収も考慮することをおすすめします。

自費メニューの料金設定については、次の記事も参考にしてください。

整骨院・接骨院の自費メニューの作り方!料金設定や回数券についても解説

一人で開業した整骨院・接骨院の売上を安定させる方法

売上を安定させるための施策として、次の3つが考えられます。

  • 集客力を上げる
  • リピート率を上げる
  • 客単価を上げる

各項目について解説します。

集客力を上げる

集客力を上げるためには、オンライン集客とオフライン集客の両方を活用することが大切です。

オンライン集客とはインターネット媒体を活用した集客のやり方です。ホームページの作成口コミサイトへの登録SNSを活用した認知活動が該当します。

一方でオフライン集客とは、インターネットを媒介しない集客方法です。チラシの配布紹介地域イベントへの参加による認知活動などが当てはまります。

現在はインターネット人口が増えたので、オンライン集客に注力しがちですが、整骨院や接骨院で集客する場合はオフラインも欠かせません。

とくにターゲット層が高齢者の場合、チラシや家族・友人の紹介をもとに整骨院を選ぶ人も多いと考えられます。

リピート率を上げる

リピート率を上げると1人当たりの来院数が増えるため、売上が安定しやすくなります。とくに月1~2回程度の回数で定期的にメンテナンスに来てくれる顧客が増えると、売上の底上げが期待できます。

リピート率を上げるためには、施術計画を説明するなどして患者対応を工夫する必要があります。リピート率を上げるための患者対応の極意を解説した資料を準備しましたので、ぜひ無料でダウンロードしてご覧ください。

参照:再診率向上を実現させる患者対応の極意

施術単価を上げる

一人で開業すると1日に対応できる患者数が限られます。そのため売上を上げるためには、施術単価を意識することも大切です。

施術単価を上げるためには、施術に付加価値を付けるのも1つの手段です。リハサクの運動療法クラウドAI姿勢分析ツールを活用すると、現在の施術に付加価値を付けられるので、施術単価を上げても顧客の納得を得られるでしょう。

リハサクを活用して施術単価の上げる方法を解説する資料(無料)を作成しました。施術単価を挙げて売上アップを図りたい場合は、ぜひ参考にしてください。

月間33万円の売り上げ向上に貢献!リハサク活用法を大公開

一人で開業した柔道整復師が経営に成功するためのコツ

一人で開業した柔道整復師が経営で成功するためのコツは、施術に集中できる環境を作ることと相談できる相手を作ることです。整骨院の経営を軌道に乗せるためのプランを表した図

施術に集中できる環境を作る

一人で開業して、全てを自分でカバーしようとすると施術に集中できない可能性があります。経理や集客など施術とは直接関係がないことは外注すると、経営の負担を軽減できます。

経営の負担を軽減できると施術にも集中できるようになるため、さらに売上アップも期待できます。自分の生活費を賄える程度にまで売上が伸びたタイミングで、一部業務の外注化を検討するとよいでしょう。

また受付スタッフを雇うと電話や受付対応の負担を軽減できるため、対応できる患者数を増やせます。施術スタッフを雇用するよりも人件費の負担は少ないので、予算を考慮しつつスタッフ雇用を検討するのもおすすめです。

相談できる相手を作る

経営者にとって、何か問題が起こった時などに相談できる相手がいると安心です。そこで、技術セミナーや経営者コミュニティなどに参加して相談できる仲間づくりをしてはいかがでしょうか。

FacebookやX(旧Twitter)などで活動すると整骨院や接骨院向けのコミュニティを見つけられるかもしれません。相談相手がほしい場合は、まずはSNSで活動してみるとよいでしょう。

一人接骨院・整骨院の売上についてのまとめ

一人で接骨院や接骨院を開業すると、売上から経費を差し引いた金額が利益になります。勤めていた頃とは異なり、売上の金額が直接収入に影響を与えます。そのため開業後は、早めに売上を安定させることが大切です。

売上の安定には、新規集客リピート率のアップが欠かせません。さらに顧客単価を意識して料金設定をすることで、売上の大幅アップが期待できます。

本記事で紹介した内容を、整骨院や接骨院の開業成功にお役立てください。


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