「最近、急に経営が厳しくなった」
「厳しい経営状態を立て直すには、どうすればいい?」
施術所数が増える昨今、上記のような悩みを抱える整骨院・接骨院のオーナー様も多いのではないでしょうか?
経営が厳しい状態を立て直すためには、まずは経営が厳しくなる理由を把握しましょう。そのうえで、集客や自費メニュー、施術サービスの質について自院に足りない部分をカバーできるように、適切な施策を講じることが大切です。
本記事では、整骨院・接骨院の経営が厳しい理由とその対策について詳しく解説します。
整骨院・接骨院の経営が厳しい理由
昨今は整骨院・接骨院の経営が厳しいといわれる理由は次のとおりです。
- 施術所が増加傾向だから
- 保険請求が適正化されたから
- 廃業件数が増えているから
各理由について解説します。
施術所が増加傾向だから
近年、柔道整復師の施術所数は増加傾向にあります。
参照:厚生労働省の資料
2018年以降は伸びが鈍化しましたが、増加傾向は維持した状態です。施術所数が増加すると競合院が増えることになるため、経営が厳しくなる整骨院や接骨院もがてきます。
保険請求が適正化されたから
保険請求が適正化されるなかで、柔道整復の療養費が減少傾向にあります。
参照:厚生労働省の資料
保険施術をメインに経営を続けてきた整骨院や接骨院にとって、療養費が減少することで、経営が厳しくなっています。
経営を立て直すためには、保険施術に頼らずに自費メニューの導入を検討する必要があるでしょう。
廃業件数が増えているから
施術所数の増加や療養費の減少を背景に、実際に整骨院や接骨院の廃業件数も増えています。帝国データバンクの調査によると、2016年以降、整骨院や療術、マッサージ業者の倒産件数が急激に伸びています。
出店:整骨院・療術・マッサージ業者の経営実態調査|帝国データバンク
特に2018年や2019年は倒産件数が80件前後にまで伸びており、2000年代初頭の10件未満と比較すると廃業ラッシュともいえる増加数です。倒産件数の増加が、整骨院・接骨院業界の経営の厳しさを浮き彫りにしています。
経営が厳しい整骨院・接骨院に見られる特徴
経営が厳しい整骨院には、次のような特徴がみられます。
- 売上が保険に依存している
- 集客をしていない
- 技術力が不足している
- 患者さんに与える印象が悪い
整骨院・接骨院業界全体でみると経営が厳しいように感じられますが、すべての施術所が経営が厳しいわけではありません。なかには順調に売上を伸ばす施術所も存在するのです。
経営が厳しい整骨院・接骨院にみられる特徴をチェックして、自院の経営状況を客観視してみましょう。
売上が保険に依存している
療養費が減少傾向にあるなかで、売上の大半を保険施術に依存してしまうと、経営が厳しくなる可能性があります。
整骨院や接骨院の数が増加する反面、療養費は減少するので、必然的に施術所1件あたりが得る療養費も少なくなります。
また保険を扱うためには、電療機器や包帯およびテーピングなど固定材料費、レセコンの月額費用などの諸経費も必要です。保険の請求額が減少することで利益率が低下して、経営を圧迫することになります。
集客をしていない
競合院が多いなかで集客をしていないと、患者さんが集まらずに経営が厳しくなる可能性があります。集客をするためには、広告などのマーケティングを駆使して近隣住民に自院をアピールすることが大切です。
1990年代くらいまでは、整骨院や接骨院の数が今よりも少なかったので、集客をしなくても多くの患者さんが来院していました。
しかし競合院が増えると、患者さんもそれぞれを比較して自分にあった施術所を選択できるようになります。そのため、集客に力を入れている認知度の高い施術所に患者さんが流れる一方で、集客を行っていない施術所には患者さんが集まらない可能性があります。
技術力が不足している
仮に新規集客がうまくいっても技術力が不足していては、顧客満足度が低下してしまい、患者さんが離脱してしまいます。リピート数が増えないと、売上も伸びずに経営が厳しくなるでしょう。
顧客満足度を高めるためにも、集客に力を入れるだけではなく、技術力も高める必要があります。
患者さんに与える印象が悪い
患者さんに与える印象が悪いケースとして以下が考えられます。
- 患者さんの話を聴かない
- 院内がちらかっていて不衛生
- 施術者の身だしなみが整っていない
- 回数券を売り込む
- 施術内容や施術計画についての説明不足
技術力が高くても患者さんに与える印象が悪ければ、なかなか繰り返して来院してくれません。経営を立て直すためには、患者さんに与える印象についても配慮することが大切です。
経営が厳しい整骨院や接骨院を立て直すためのポイント
経営が厳しい整骨院や接骨院を立て直すためには、次のポイントを意識してみてください。
- 自費メニューを導入する
- マーケティング戦略を練る
- 施術サービスの質を向上させる
- 院内を清潔に保ち、身だしなみを整える
各施策について解説するので、参考にしてください。
自費メニューを導入する
保険の適正化が進み療養費が減少する昨今、整骨院や接骨院の経営を立て直すためには自費メニューの導入が欠かせない施策の一つといえます。
しかし、これまで保険施術をメインに取り組んできた施術所の場合、どのような自費メニューを導入すれば売上を伸ばせるのか分からない方も多いのではないでしょうか?
そのような場合は、リハサクの導入を検討してみてはいかがでしょうか。リハサクは、800種類以上の運動療法やAIによる姿勢分析などが実装された運動療法クラウドです。
導入すると、そのまま自費メニューとして活用できるうえに、アプリを通じて患者さんとのコミュニケーションをスムーズに図れます。他社と差別化した質の高いサービスを提供できるため、リピート率の向上も期待できるでしょう。
顧客満足度の高い自費メニューを作りたい場合は、まずは無料でリハサクを試してみてください。
マーケティング戦略を練る
競合店の多い中で、者さんに自院を選んでもらうためには、マーケティング戦略を練って計画的に集客することが大切です。
マーケティング戦略を練るためには、次の3つを考える必要があります。
- 誰に対して
- どのような価値を
- どのくらいの対価で
「誰に対して」とは、自院に来院してもらいたいターゲットを指します。まずは年齢や性別、家族構成などを考えターゲットを明確にしましょう。
次に、「どのような価値で」とは、患者さんが施術を受けることで得られるメリットです。「施術を受けると、どのようになれるのか?」をしっかりと考えて、患者さんに提供できるメリットを明確にしましょう。
最後に「どのくらいの対価で」とは、施術サービスの料金です。自費メニューの場合、保険施術とは違い料金を自分で自由に設定できます。競合を調査して相場を調べたり、必要な売上から逆算したりして施術料金を決めましょう。
自費メニューの料金設定については、次の記事で詳しく解説しています。
整骨院・接骨院の自費メニューの作り方!料金設定や回数券についても解説
施術サービスの質を向上させる
施術サービスの質を向上させる手段として、次のような取り組みが考えられます。
- 施術者の技術力を上げる
- 施術に新しい付加価値をつける(アフターフォローの充実、姿勢分析などの新しい価値提供)
- 内装を新しくする
- 患者さんへの対応を見直す
施術サービスの質を向上させる場合は、施術以外にも改善の余地がないかどうかチェックすることもポイントです。
院内を清潔に保ち、身だしなみを整える
院内が不衛生だったり、施術者の身だしなみが整っていなかったりすると、どんなに施術サービスの質を高めても、患者さんに悪い印象を与えます。
とくに1人で施術所を運営している場合、意図せずして掃除を怠ったり、身だしなみが乱れたりしがちです。院内環境や服装に不安がある場合は、一度患者さんに匿名のアンケートをとったり、友人や家族に率直な感想を求めたりして、院内や身だしなみに関する客観的な意見を集めるのもおすすめです。
経営が厳しい整骨院・接骨院を立て直そう
経営が厳しい整骨院・接骨院でも、まずは売上が伸びない原因を把握して適切に対処すれば経営を立て直せる可能性があります。
とくに昨今は、保険適正化により療養費が減少しているため、いままで保険施術をメインに取り組んできた施術所は今後もより一層の経営の厳しさが増すと予想されます。
まずは自費メニューを導入して、新規顧客の取り込みや施術単価アップを図り、経営を立て直しましょう。
自費メニューを導入する場合は、リハサクの導入もおすすめです。リハサクには、すでに800種類以上の運動療法や姿勢分析ツールが搭載されているので、これまで自費メニューを導入した経験がなくても顧客満足度の高いメニューを提供できます。
まずは無料で試せますので、下記の資料をダウンロードして詳細をご覧ください。