柔道整復師の収入はどのぐらい?平均年収や収入アップについて紹介します!

柔道整復師は、ケガや痛みに対して施術を行う国家資格です。国家資格の収入って、どのくらいか気になりますよね。今回は、柔道整復師の平均年収や年収のアップについて紹介していきます。

 柔道整復師の平均年収や初任給の相場は?

気になる柔道整復師の平均年収は、約297万円となっています。ただ、これはあくまでも平均収入ですので、経営者やアルバイトなど方などによって収入には大きな差があります。

年収の割合で見てみると、年収500万円以上の方は全体の約3%、400~500万円の方は約13%となっています。一番多い収入層は、200~300万円の約37%で、次いで300~400万円の約34%です。

また、世代別に見ると20代では267万円、30代では313万円と世代が上がるごとに増えていきます。40代が最も多く403万円、50代では360万円になり少し減少します。これも平均になりますので、20代で1000万円を稼ぐ方もいれば、40代で20代の平均年収ぐらいの方もいます。

柔道整復師の国家試験に合格し、新卒で就職した場合、初任給はどのくらいでしょうか?

20代の平均年収から割り出すと、初任給は平均で月に20万円程度、年間250万円程度と考えられます。勤務地が都市部か地方かによっても多少変わってくる可能性があります。

柔道整復師の収入内訳について

柔道整復師は専門職になるため、一般的なのサラリーマンと比べて収入の内訳が異なります。柔道整復師資格以外にも鍼灸やアスレチックトレーナーなどの資格を持っていると、それに対しての手当が出ることもあります。それでは柔道整復師の一般的な収入の内訳について解説していきます。

基本給

基本給とは、歩合給と各種手当を省いた基本的な賃金です。基本給と給料は、よく同じ意味として認識されることがありますが、実際には歩合給や手当が含まれていませんので、金額も変わってきます。基本給が低いからといってすぐに諦めるのではなく、しっかりと収入の内訳も確認するようにしましょう。

各種手当て

柔道整復師の主な手当として、資格手当や能力手当、歩合給があげられます。

資格手当

資格手当とは、国家資格や民間資格に対して支給される手当のことで、柔道整復師資格はもちろん、職場によっては民間資格に対しても支給される場合があります。柔道整復師と同じ国家資格である「鍼灸師」の資格を取得している方は、比較的手当てが多くなる傾向にあります。

能力手当

能力手当とは、柔道整復師の施術技術や能力に応じて支給される手当で、技能手当ともいいます。職場によって様々な評価方法があり、その評価により支給されることが多いです。整骨院・接骨院の場合は、保険施術や自費メニューの技術を身に付けたり、事務作業や保険請求作業のスキルを習得したりすると、支給されることが多いようです。

歩合給

歩合給とは、自分自身の成績により支給される手当のことで、整骨院・接骨院や医療機関、リラクゼーションサロンなどの施術を行う職場での手当になります。自分自身の成績とは、例えば1日にどれだけ売上を上げたか、1日に何人の方に施術を行ったかなどの金額や人数のことを指します。歩合制は職場によって違いますので、確認しておくといいでしょう。その他、残業手当、通勤手当、住宅手当などの手当がある可能性があります。

賞与(ボーナス)

賞与(ボーナス)は一般的なのサラリーマンと同じく、夏と冬の年2回支給される場合が多いでしょう。基本給の1.5か月~2か月分ぐらいの職場がほとんどです。しかし、業績が悪い職場であれば、ボーナスが支給されない場合もありますので、注意が必要です。上記の「歩合給」をボーナスとして計算し、支給しているケースもあります。

柔道整復師は高収入目指せるの?

柔道整復師は、従業員として勤務している場合、高収入を得ることはなかなか難しいです。ただし、複数の施術所を経営している会社で、幹部クラスや経営者になると高収入を目指すことができるでしょう。

整骨院・接骨院を何店舗も経営していたり、スポーツジムや介護施設等、多方面で経営していたりすると、売上が高くなります。

売り上げが高いと当然従業員の給料にも反映できるため、高い収入を得ることができます。そして、その組織の幹部クラスまたは経営者にまでなると、貰える報酬が高くなるはずです。ただし、経営状況に対する責任は重くなりますので、柔道整復師としての技術だけでばなく、施術所の経営方法についても学んでおく必要があるでしょう。

関連記事

「整骨院(接骨院)を経営しているが、なかなかうまくいかない。」「これから整骨院・整骨院を開業しようと思っている!」このような悩みを抱えている柔道整復師さんも多いのではないでしょうか? そんな方のために、今回は整骨院・接骨院経営の現状や[…]

接骨院 整骨院 経営

但し、近年はコロナの影響、療養費の減少リスク、他の整骨院・接骨院や整体院との競争激化などから、潰れる整骨院・接骨院が増加しており、施設の経営を本気で考えているのであれば、周囲によく相談してから決める方が良いでしょう。

関連記事

近年、柔道整復師は増え続け、整骨院・接骨院は飽和状態になっています。その影響により、整骨院・接骨院の売り上げは年々減少してきていることはみなさんもお分かりでしょう。 そんな経営状況の中でも、潰れる施術所と高い売り上げを上げている施術所[…]

整骨院 接骨院 潰れる

また、柔道整復師には独立開業権があります。医療系国家資格として、理学療法士・作業療法士・診療放射線技師・臨床検査技師・救急救命士等がありますが、これらの資格は独立開業することができません。独立開業できることは、柔道整復師の強みであり、成功すれば高収入を得られることもあります。中には年収1,000万円を超えることもあるでしょう。

(公社)日本柔道整復師会の「日整広報 Feel!Go!2020年4月号」によると、整骨院・接骨院の年間売上の金額別で件数と割合が記載されています。「1,000万円超~2,500万円未満」の年間売上を上げている整骨院・接骨院は、3,092件で全体の19.9%と2割近くが高い売上を上げています。しかし、独立開業するにはテナント費用や備品代などの初期費用が掛かりますので、まとまった資金が必要になります。また、しっかりと技術や接客を身に付けて、顧客を獲得していかなければ、勤務している時よりも収入が落ちてしまう場合があります。経営を安定させるには、経営スキルが必要ですので、身に付けておきましょう。

関連記事

整骨院や接骨院の開業を決意したとき、何から行動を起こせばいいのでしょうか。開業を決めてからオープン当日まで、やるべきことが山積みで混乱してしまう人も多いでしょう。事前に流れを知っておくことで、スムーズに準備を進められるかもしれません。そこで[…]

柔道整復師としての収入をアップさせる方法

誰もが柔道整復師として、さらにスキルアップして収入をアップしたいと考えると思います。ここでは、柔道整復師が収入アップできる代表的な方法を紹介していきます。

鍼灸師の資格を取得する

鍼灸師は、正式な資格の名前ではなく総称です。正しくは「はり師」と「きゅう師」という2つの資格を合わせて呼んでいます。基本的に柔道整復師と同じように養成学校に通い、国家試験に合格すれば2つの資格を同時に取得でき、鍼灸師になることができます。鍼灸師の資格があれば、できる業務が広がり、さらに活躍することができるでしょう。鍼灸施術は、鍼(はり)や灸(きゅう)を使用して、身体が本来持っている自然治癒力を高ることで、痛みなどの症状を緩和することができます。よって、柔道整復術と併用して施術をすることで、収入アップが見込めるでしょう。

専科教員の免許を取得する

専科教員の免許を取得するには、一つ一つ段階を踏まなければなりません。まず、柔道整復師の免許を取得してから、5年以上の実務経験が必要です。そして、実務経験を得たら「柔道整復師専科教員認定講習会受講試験」を受験します。

この試験は、毎年5月の第2日曜日に東京と大阪の会場で開催されています。

試験内容は、小論文と学科試験、最後に面接があり、試験に合格すれば、柔道整復師専科教員認定講習会の参加資格を得ることができます。

この講習会は、毎年6月から10月の間の土曜日、日曜日及び祝日に開催されており、所定時間数の5分の4以上出席しなければ免許を取得することはできません。

全科目の講習が修了すれば、修了試験が実施され、その試験に合格すると晴れて専科教員の免許を取得することができます。

専科教員の免許を取得すれば、養成学校で講義を行うことができ、単価は異なりますが、1コマあたりの給与で報酬を得ることができます。

歩合制で収入を上げる

現在、整骨院・接骨院・医療機関・リラクゼーションサロンなどで勤務していて、歩合制が採用されている場合は、歩合制で収入アップが可能です。

前述の通り、歩合制は自分自身の成績により支給されますので、頑張り次第で大きな収入アップが狙えます。

まず、歩合制で収入を上げるためには、その職場がどのような成績で、歩合給を決めているか確認しておきましょう。基準を理解していなければ、どんなに頑張っていても歩合給に反映されず、収入を増やすことができません。

1日の売上成績なのか、1日の施術人数なのか、担当しているカルテ枚数なのか、しっかりと確認してどのように頑張れば良いか考えましょう。

次に、月ごとの目標を立ててみましょう。自分がギリギリ達成できそうな目標に設定し、達成できたら徐々に目標を高くしていくと、モチベーションを維持しながら収入を上げることができます。続けて成果を上げることができれば、施術者として経験を積めるだけではなく、収入がアップしますので自信に繋がります。また、柔道整復師としてやりがいを感じ、常にやる気を持って仕事ができると思います。

まとめ

柔道整復師は国家資格であり、まだまだ需要が高い資格です。平均年収はそこまで高くありませんが、自分のスキル次第で高い収入を得ることができる職業です。近年、超高齢化社会になり、柔道整復師の活躍の場が広がってきています。手に職をつけたい、人の役に立ちたい、自分の力で稼ぎたいという方は、柔道整復師を目指してみてください。

<参照元>
https://next.rikunabi.com/journal/20160129_s12/

(公社)日本柔道整復師会 日整広報 Feel!Go!2020年4月発刊

https://www.shadan-nissei.or.jp/upload_img/20200416102304_1.pdf

(公社)全国柔道整復学校協会 教員になるには

https://www.judo-seifuku.or.jp/specialist/

Career Picks 柔道整復師は年収格差が大きい職業!?収入の実態や将来性を徹底解説

https://career-picks.com/average-salary/judoseifukushi-nenshu/#i-2

【柔整ナビ】柔道整復師専門学校ブログ|柔整スタディ 柔道整復師の給料・平均年収を徹底調査

https://www.judo-ch.jp/seifukusisrch/jusei-study/13/

Close Bitnami banner
Bitnami