接骨院
#41
かたぎり接骨院
片桐 祐太 先生
2025.04.25

【月売上30万超】継続率を生むサブスク運動プログラムの作り方
かたぎり接骨院
業種
接骨院
利用規模
50人程度
用途
ファン化・関係構築
業務効率化
自費メニューとして収益化
導入目的 | 施術時間を確保しながらも運動療法を提供できる体制を整えるため |
課題 | 新規の患者様をお断りせざるを得ない状況 |
効果 | 収益化(月30万以上の売上げ)、他院との差別化 |
本日は大阪府枚方市にございます、かたぎり接骨院 院長の片桐先生にリハサクの活用方法についてお話を伺いました。
まず初めに貴院の特徴を教えていただいてもよろしいでしょうか。
当院は大阪府枚方市で2023年に開業しました。保険施術と自費施術を組み合わせた運営を行っており、特に運動療法を取り入れて症状の再発予防に力を入れているのが特徴です。施術担当は、メインは私一人となっており、週1回午後のみ柔道整復師のスタッフがサポートに入っています。月間患者数は約120名で、そのうち約50名がリハサクを活用したサブスクリプション型の運動プログラムを継続利用されています。
新規集客のジレンマ
施術時間の確保と運動療法の両立をするためリハサクを導入!
リハサクの導入目的を教えていただいてもよろしいでしょうか。
リハサクを導入した一番の目的は、私自身の施術時間を確保しながらも運動療法を提供できる体制を整えることでした。開業当初は、自費でマンツーマンの運動指導を行っていたのですが、私ひとりで対応していることもあり、予約枠がすぐに埋まり、新規の患者さんをお断りせざるを得ない状況が続いていました。「このままでは院としての成長が止まってしまう」と感じ、運動療法の一部を自動化し、かつ患者一人ひとりに合った運動プログラムを継続的に提供できる仕組みが必要だと考え、リハサクの導入を決めました。
リハサクの具体的なご活用方法をお聞きしてもよろしいでしょうか?
当院ではリハサクを活用し、月額制の「運動の処方箋」というプログラムを展開しています。「運動の処方箋」は、リハサクの姿勢分析とフィジカルチェックを行うことで得られる評価結果に基づき、患者さん一人ひとりに合わせた約15分の個別トレーニングを作成します。4ヶ月契約で月額プランにご加入いただき、週1回(最大月5回)院内のモニターを見ながら運動を行っていただきます。2〜3ヶ月ごとに再評価を行いながら、契約更新を通じて継続的な運動習慣をサポートしています。
「未来を見せて納得へ」
フィジカルチェックから始まる、納得感ある運動提案
院内エクササイズの提案はどのように行われていますか?
当院では、初診から2〜3ヶ月以内に必ず1回はフィジカルチェックを実施し、その際に「このまま放っておいたらどうなるのか?」という“未来予測”を丁寧に説明します。
たとえば、バランス能力が低い人には「この状態を放置すると転倒しやすくなり、圧迫骨折や人工関節に繋がるリスクがありますよ」と具体的に伝えます。そのうえで、「このリスクを避けるために、今から何をすべきか?」と運動療法を提案すると、9割以上の患者さんが前向きな姿勢で取り組んでくれるようになります。
また、「運動療法を推奨している接骨院」であることを明確に伝えるために、チラシ・看板・ポップなどのツールを活用し、運動の“見える化”を徹底しています。さらに、運動スペースに設置したモニターからは、リハサクのガイド音声や音楽が待合スペースにも届くように設定し、院全体に運動の雰囲気が広がるよう工夫しています。こうした取り組みにより、患者さんからは「楽しそう」「私もやってみたい」といった声が自然と広がっていきました。
「通いやすさ」を重視した料金設計と、導入後の改善プロセス
リハサクの料金はどのように設定されていますか?
現在、リハサクを活用した「運動の処方箋」では、月額会員が合計46名在籍しています。プランはA・B・Cの3種類に分かれており、施術者が実際に運動に付き添ってサポートする回数によって、プランを選べるようにしています。Aプラン(月額8,800円)は月4回の付き添い指導付き、Bプラン(月額5,500円)は月2回、Cプラン(月額4,400円)は初回のみ付き添って運動指導を行い、その後は自主的に取り組んでいただくプランです。
最も利用者が多いのはCプランで、全体の6割の方が契約中です。次に多いのがBプランで約3割、Aプランの利用者は1割未満となっています。
料金を設定する際に、工夫したことはありますか?
導入当初は月額3,850円のシンプルな1プランからスタートしました。まずは「運動を習慣化すること」のハードルを下げることを重視し、通いやすい価格帯を意識しました。実際に運用を始めてからは、リハサクのカスタマーサクセスの方と相談を重ねながら、段階的に内容や価格の改善を行い、現在の3プラン体制に至りました。
患者さんのニーズや生活スタイルに合わせて柔軟に選べるプラン構成にすることで、継続率の向上と収益の安定化の両立を実現できたと考えています。
運動を“日常”に変えた リハサク導入の効果
リハサクを導入することでどのような効果が得られましたでしょうか。
当院では大きく4つの効果を実感しています。まず、月額制の「運動の処方箋」プログラムを通じて初月で約30万円を売上げ、その後も、会員の月額プランの更新と、新規加入により安定した収益化を図ることができています。
また、受付スタッフがフィジカルチェックを担当するなど業務を分担することで、施術者ひとりでも効率よく院を回せる体制が整いました。加えて、リハサクを通じて運動を始めた患者さんの健康意識が高まり、患者さん同士の会話にも運動が話題として登場するようになり、全体の雰囲気が明るく活気あるものに変わりました。
最後に、動画内で使用しているストレッチポールやバランスボールへの関心が高まり、院内物販の売上も自然に伸びる結果につながっています。
こうした変化の積み重ねが、リハサクを「収益化」と「信頼構築」の両面で支える存在にしてくれています。
運動の継続率を高めるのは、定期的な評価 × “さりげない”心理的サポート
運動を継続してもらうためのポイントや工夫があれば教えてください。
運動の提案をした後も、そのままにせず、リハサクのチャット機能を活用して「最近、運動どうですか?」と2週間に1回、朝の15分〜30分で日々の状況を確認するメッセージを送信しています。
さらに、治療中にも「前回より楽になってきましたか?」といったさりげない声かけを行い、心理的にサポートできるよう心がけています。
このような継続的なコミュニケーション設計が、運動の習慣化と継続率アップに直結していると感じています。運動を「提案して終わり」にせず、「続けたくなる仕掛け」として丁寧にフォローしていくことで、患者さん自身の意欲を自然に引き出すことができています。
課題を一つずつクリアしていくカスタマーサクセスの伴走
運用を軌道に乗せるまでの過程で、特に工夫された点や、助けになったことはありますか?
導入時には、ブランディングの設計をはじめ、運動提供の流れなどをカスタマーサクセスの方と一緒に検討しました。定期的なオンラインミーティングを重ねながら、当院の運営スタイルに合った形を丁寧に作り上げていけたのは、とても心強かったです。
運用開始後も、患者さんの反応や現場の声をもとに相談を重ねながら、メニュー構成や料金設定を段階的に見直しています。現場に寄り添った柔軟なサポートがあることで、安心して運用を続けられています。
最後に、リハサクの導入を検討している施設様へのアドバイスはありますか?
リハサクは、「院の信頼性を高め、患者と信頼関係を築き、継続率を生み出す」ツールです。最初から完璧でなくても、少しずつ院に合ったやり方を作っていけば、必ず成功につながると思います。ぜひ一度ご相談してみてください。

かたぎり接骨院
住所:〒573-1146 大阪府枚方市牧野阪2丁目7−14
TEL: 072-808-8200
休診日: 日曜日
URL: https://katagiri-sekkotsuin.com/