【スノーボーダー向け】完全オンラインの運動処方サービスを確立

まず初めに貴院のビジョン・特徴を教えていただいてもよろしいでしょうか。

2018年に地元である板橋区で整骨院を開業しました。私は昔から野球を経験していたので、地元の野球少年が身体の不調で困った時に手助けできるような施設を作りたいという想いがございます。そのため、エコーを用いた野球肘検診や、再発予防のための施術、投球動作指導なども行っています。また、当院の大きな特徴としてスノーボーダーの方に多くご来院いただいています。2021年よりSNS等で『スノーボード接骨院』と名乗り、ブランディングを行うことで多くのスノーボーダーの方に認知いただけるようになりました。今ではありがたいことに遠方の方にもご来院いただいております。さらに、スノーボードを行う上で非常に重要となるスタンスを計測する機械（スタンサー）を置いているのもおそらく治療院業界初で、スノーボーダーの施術を強みにする当院の特徴の１つだと思います。

時間的制約により運動指導ができていない現状を解決するためにリハサクを導入

リハサクの導入目的を教えていただいてもよろしいでしょうか。

私の施設は１人治療院なので、問診・施術に時間を割いてしまうと、どうしても運動指導にかけられる時間が限られてしまいます。リハサク導入前は、外傷後にスポーツ復帰を目指している患者様に対し、運動指導が必要なことを理解しつつも、時間やコスト的な観点から手厚いサポートを行うことができずに歯がゆい想いをしていました。そこで施術者を1名採用することも考えましたが、コロナ禍ということもあり経営上難しいと判断しました。そういった中でリハサクに出会い、このツールがあれば運動指導業務を効率化することができ、自分自身は問診・施術等に時間をかけられると思い導入を決断しました。

リハサクをご活用いただく中で、特にお気に入りの機能を聞かせていただいてもよろしいでしょうか？

さまざまなパターンの運動メニューの検索方法があり大変助かっています。症状・診断名ベースでエビデンスに基づく運動メニューを検索することもできますし、１つ１つ運動メニューを組み合わせてカスタマイズすることもできます。また、類似した運動への切り替えや、難易度調整も直感的に行うことができ、忙しい業務の中でも時間をかけずに運動処方することができています。

当初から予定した施設内での運動処方と、完全オンラインでの運動処方サービスを展開

リハサクの具体的なご活用方法をお聞きしてもよろしいでしょうか？

主な活用方法に関しては、来院時の運動処方とオンライン上での運動処方の２通りがあります。
来院時の運動処方に関しては、継続的にご来院いただいている患者様に対し運動処方が必要になった段階でリハサクを用いて運動メニューを送信します。ご使用される方には登録料の1,500円をお支払いいただきます。また、運動療法は、患者様本人の強い意志がないと継続がなかなか難しいので、ターゲットはある程度選別して、①スポーツ選手、②運動意識が高い人、③慢性疼痛に悩まれている人などを中心に提案するようにしています。
次に、オンライン上での運動処方に関しては、スノーボーダー向けに完全オンラインでリハサクを用いて運動メニューを処方しています。月に１度zoomで打ち合わせを行い、その際に継続利用の確認と、身体の症状の評価、運動メニューの処方・更新などを行います。料金は月額制で2,500円お支払いいただきます（決済はPaypalを利用）。スノーボーダーは冬の時期は雪山に篭っている方が多いため、オンライン上で運動を処方できるという点において、リハサクは非常に相性が良いと感じています。

完全オンラインで対応されている患者様の集客方法はどのようにされましたか？

集客方法はSNS（Instagram、Twitter）を活用しているため費用は一切かけていません。SNSを新たに開設したのが2021年頃ですが、当時スノーボードを強みにした接骨院がなかったので、これは他院と差別化できると思い『スノーボード接骨院』（＠アカウント名）という名称でアカウントを開設しました。スノーボーダーにおすすめのエクササイズ動画をInstagramのリールに投稿することや、影響力のある知り合いにTwitterの投稿を拡散いただき、多くのスノーボーダーに認知いただくことができました。

リハサクはセラピスト１人分の価値があるツール

導入することでどのような効果が得られましたでしょうか？

まずは当初課題としていた運動指導にかけられる時間がないという点においてですが、リハサクを導入することで運動指導にかける時間を効率化することができ、今まで指導したくてもできなかった層にしっかりと運動を伝えることができるようになりました。セラピスト１人分の価値があるツールだと感じています。
また、リハサクの導入を期に考案した、スノーボーダー向けのオンライン上での運動処方に関しては、現在SNS経由で7名の方にご利用いただいております。とてもニッチな領域ですが同じような施策を行っている治療院がなかったため、集客に繋げることができたと感じています。
さらに、リハサクが定期的に開催されているセミナーに関しても、無料で参加できるので非常に助かっています。

最後に、リハサク導入を検討されている方へのアドバイスはありますか？

リハサクにはたくさんの運動メニューがあるので、施設の特性に応じたさまざまな活用方法を考えることができます。私のように１つのスポーツ（スノーボード）に特化してメニューを作成することもできますし、中高年の方向け、ご高齢の方向けのように一般の方をターゲットとしたメニューを展開することもできます。施設の特徴をさらに伸ばすことができる可能性のあるツールだと感じていますので、気になる方は試しにご使用いただくことをお勧めします。

加藤先生、本日はお忙しい中インタビューにご協力いただき誠にありがとうございました。

＜リハサクスタッフより＞加藤先生は治療院業界ではまだまだ珍しい、完全オンラインでの運動処方サービスを提供されています。ターゲットに向けた発信やSNSを駆使した集客方法は大変勉強になりました。オンライン完結のサービスを提供したいと考えつつも、なかなか上手に集客ができない先生方が多い中で、戦略的にサービスを展開されていました。オンラインサービスを検討中の先生方は是非参考にしてみてください。加藤先生、本日はお時間をいただき誠にありがとうございました！