2025年3月20日(金)、昭和医科大学歯学部講師 井上先生、野島整形外科内科 瀧下先生をお迎えし、『骨折治癒を、柔道整復師はどう評価するのか 〜基礎研究と臨床研究から考える「柔整エコー」〜』というテーマでオンラインセミナーを開催いたします。
運動器エコーは、現在では多くの柔道整復師が日常臨床で活用するツールとなっています。一方で、「エコー所見はどこまで評価として用いてよいのか」「X線とどのように使い分けるべきなのか」「見えていること=治っていることなのか」といった本質的な疑問について、柔道整復師の立場から体系的に学ぶ機会は、これまで決して多くありませんでした。
本セミナーは、医師の代替として診断技術を学ぶ場ではありません。柔道整復師が自身の職域と専門性の中で、運動器エコーをどのように理解し、どのように位置づけ、骨折治癒評価にどう活かすのかを、基礎研究と臨床研究の両面から整理することを目的としています。
前半では、歯学部に所属し、動物モデルや組織学的研究を通して骨折治癒のメカニズムそのものを研究してきた柔道整復師・井上 知 先生より、基礎研究の視点から、超音波で「何が分かり、何が分からないのか」という理論的な軸を解説いただきます。
後半では、整形外科クリニックの臨床現場において、X線とエコーを比較しながら骨折経過を評価してきた瀧下 晃洋 先生より、臨床研究の結果をもとに、実際の現場でのエコー評価の特徴と限界、X線との役割分担について整理していただきます。
基礎と臨床、研究と現場、それぞれの視点を交えながら、「柔整エコー」を共通言語として、骨折治癒評価の考え方を深めるセミナーです。
気になる方はぜひご参加くださいませ。
【本セミナーで扱う主な内容】
・骨折治癒の各段階で、体内では何が起きているのか
・超音波で評価できる「骨表面の変化」とは何か
・X線評価と超音波評価の役割分担
・仮骨形成の違いから見える治癒様式の考え方
・ドプラ法が示す治癒過程のヒント
・柔道整復師が骨折治癒を評価するための視点整理
・ディスカッション・質疑応答
テーマ:骨折治癒を、柔道整復師はどう評価するのか 〜基礎研究と臨床研究から考える「柔整エコー」〜
日時:2026年3月20日(金)18:00〜19:30
場所:Zoom(オンライン開催)
井上 知 先生
昭和医科大学歯学部口腔解剖学講座 講師
柔道整復師、博士(歯学)
瀧下晃洋 先生
野島整形外科内科
リハビリテーション科
柔道整復師
今西博昭 先生
宜野湾スポーツ接骨院
JET発起人
無料
1. 当日の会場はお申し込みいただきましたメールアドレスに共有されました。
2.本セミナーは、後日アーカイブ配信を予定しています(期間限定配信)。JET-Academy会員の方のみ、原則として視聴期限なくアーカイブ視聴が可能です。一度きりの受講ではなく、繰り返し見返しながら理解を深める教材としてご活用いただけます。