接骨院
#44
だいまる鍼灸整骨院
井上 ⼤輔 先生
2025.11.26
運動療法の仕組み化で院の強みを再構築した活用事例
だいまる鍼灸整骨院
業種
接骨院
利用規模
50人程度
用途
患者満足度向上
業務効率化
自費メニューとして収益化
| 導入目的 | 運動療法を標準化し、誰でも提供できる仕組みを作るため |
| 課題 | 手技だけでは改善が頭打ちで、運動指導の説明も分かりにくかった |
| 効果 | 運動指導が院全体に定着し、患者さんの理解・継続・成果が向上した |
本日は愛知県一宮市にございます、だいまる鍼灸整骨院 院長の井上先生にリハサクの活用方法についてお話を伺いました。
まずは貴院の特徴についてお伺いしてもよろしいでしょうか?
当院は愛知県一宮市で2015年に接骨院を開業しました。駅から少し離れた地域にあり、都会ではないですが、その分、学生さんからご高齢の方まで幅広い年齢層の患者さまにご来院いただいています。
スタッフは施術者が私を含めて3名、受付が1名の体制で、カルテ枚数は170枚ほど。訪問鍼灸にも力を入れており、院内の施術だけでなく、ご自宅でのリハビリ支援まで包括的に取り組んでいます。
院内には約6畳ほどの運動スペースを用意しており、TRX、リアラインコア、ストレッチポール、ステップ台、ウォーターバッグなど、運動療法の環境がしっかり整っているのが特徴です。こうした環境を活かして、学生のスポーツパフォーマンス向上や高齢者の機能改善に幅広く対応しています。

開業当初から運動療法には力を入れていたのでしょうか?
実は、開業してしばらくは手技中心でした。もちろん手技も大切ですが、膝や腰など慢性疾患の患者さんを診ていると、疼痛スケールが「3~4」で止まってしまうケースがどうしても多かったんです。「ここから先は運動が必要だよ」と伝えても、従来のような口頭の説明だけでは患者さんもイメージしづらいですし、私自身もどの運動をどの順番で指導すべきか迷う部分が正直ありました。
また、訪問鍼灸の現場でもリハビリのニーズが増えてきており、「施術+運動」を体系立てて提供できる仕組みが必要だと感じていました。そんな中で出会ったのがリハサクでした。
院内から訪問まで“運動療法の仕組み化”を実現
リハサクの導入目的を教えていただいてもよろしいでしょうか。
リハサク導入を決めた理由は大きく3つあります。
まず ①運動療法を“仕組み化”できること が挙げられます。リハサクには症状別にパッケージ化された運動が豊富に揃っており、エビデンスも明確なため、どの施術者でも迷うことなく質の高い運動指導を提供できます。
次に ②初診時の説明が圧倒的にしやすくなること で、フィジカルチェックや姿勢分析を用いることで「今の状態」「なぜ痛むのか」「どんな運動が必要なのか」を視覚的かつ具体的に伝えられ、患者さん自身の納得感も大きく高まります。
そして ③訪問鍼灸でも活用できる点です。高齢の方や動作が難しい方にも、座位・臥位などの運動メニューが揃っており、訪問先でそのままリハビリを提供できます。これらすべてが、「院として運動療法を当たり前にしていく」という自院のビジョンにまさに適合していたことが、リハサク導入の大きな決め手となりました。
リハサクの具体的なご活用方法をお聞きしてもよろしいでしょうか?
現在の主な活用方法は、院内での運動指導と訪問鍼灸での運動指導にて活用しております。。
院内運動での運動指導においては、当院では月額3,850円の院内運動プランを中心に運用しており、初回から2回目までは施術者がマンツーマンで丁寧に指導し、3回目以降は患者さん自身がモニターに映し出される動画を見ながらセルフで運動を進める構成としています。スタッフは必要に応じて声かけやフォームの確認を行い、運動時間は症状や体力に合わせて5〜20分の範囲で柔軟に調整しています。脊柱管狭窄症、変形性膝関節症、肩関節周囲炎、側弯症など、運動療法が特に効果を発揮しやすい症例には積極的に提案しており、リハサクの動画と運動スペースを活用することで、患者さんの理解と実践をスムーズに進められるようになりました
次に、訪問鍼灸での活用においては、タブレット端末で動画を提示しながら、利用者の体力や状態に応じて座位や臥位で行える5〜8分程度の簡易的な運動を提供しています。パーキンソン病の方や麻痺のある方など、一般的な運動指導が難しいケースでも、リハサクに用意されている専門的なプログラム(例えばLSVTプログラムなど)を活用することで、安全かつ適切なリハビリを実施できています。こうした動画を活用した指導は、ご家族やケアマネジャーからも評価されており、訪問鍼灸における運動療法の質の向上と、在宅でも続けられる支援体制の構築につながっています。
手技中心から“運動+治療”へ
リハサク導入で院全体が劇的に進化
導入することでどのような効果が得られましたでしょうか?
>導入して最も大きな変化は、これまで手技が中心だった院の方針を、「運動+治療」を組み合わせたスタイルへと明確に転換できたことです。リハサクの運動メニューは疾患別にパッケージ化されているため、経験の浅いスタッフや受付スタッフであっても迷わず指導に入ることができ、院全体で運動療法を提供する体制が整いました。
また、患者さんにも良い影響が表れています。運動を継続することで可動域の回復や筋力の変化を自分自身で実感しやすく、その変化の分かりやすさがモチベーションの維持につながり、結果として継続率も向上しました。特に想定以上だったのは、学生の患者さんが増えたことです。動画での説明や運動そのものを楽しめる仕組みが若い世代と相性が良く、院内の雰囲気にも良い影響を与えています。
導入初月から契約者数は右肩上がりに伸び、今では運動療法が当院のスタンダードとして定着しつつあります。

豊富でわかりやすい動画で“続けられる運動”を実現するリハサクの魅力
リハサクの機能で良かったところはどんなとこですか?
動画が非常に丁寧だと感じております。高齢の方でも「これなら自宅でできる」と言われるほど、説明もわかりやすいです。さらに、1,000種類以上のメニューがあり、毎月要望に応じて動画の本数も増えているので、患者さんの「飽き」を防げるのが本当にありがたいです。また、TRXやウォーターバッグなど、特殊な器具を使うメニューもあり、「ここでしかできない運動」を提供できる点も大きな魅力です。

※豊富な運動メニュー:スポーツ選手からご高齢まで幅広い年齢層に処方いただける運動メニューをご用意
最後に、リハサクの導入を検討している施設様へのアドバイスはありますか?
正直、私は当初運動療法に苦手意識がありました。ですが、リハサクは疾患別のパッケージが揃っているので、まずはそのまま使うだけで十分効果が出ます。患者さんには、「マッサージも鍼もストレッチもやった。残る選択肢は運動ですよ」というキラーワードで背中を押すと、すんなり受け入れられることが多いです。
運動を導入することで、院の価値も患者さんの改善スピードも大きく変わります。迷っている先生には、ぜひ一度お問い合わせください。
だいまる鍼灸整骨院
住所:〒〒491-0011 愛知県一宮市柚木颪郷中500
TEL: 0586-76-7578
休診日: 日曜日
URL: https://daimaru500.com/